【新型】リング式バンドファイル 〜 もうすぐリリース1周年!

バンドファイルは、是非ともホンモノを


こんにちは、音楽雑貨店プレリュード 店長の藤岡です。 
ことしの秋は毎月連休がありますが、みなさまこの3連休はどのようにお過ごしですか?
火曜・水曜に有休を取って6連休でゆっくり骨休めの方もいらっしゃるかも知れませんね。
 
プレリュードでも出荷担当は暦通りお休みいただいておりますが、企画担当は残務処理のため休日出勤続きです。諸般の事情で新商品発売が遅れに遅れているので・・・近々新商品リリースが目白押し!となる予定ですので、どうぞお楽しみに。
 
さて、芸術の秋は、コンサートや文化祭の季節です。
ワタクシこと店長も今年の秋は4回も出番がありまして、仕事の合間に楽器をさらおうと思っています。でも『楽器をさらう前に、商品写真しっかり撮ってよー』とスタッフから突っ込まれかねない危機的状況(笑)なので、譜読みすら追いつかず、寸暇を惜しんで気になるところをバリバリ楽譜に書き込んでしまいます。

 
同じような境遇の方が多いのでしょうか、9月に入ってから、楽譜への書込み容易なバンドファイルのご注文が急増しています。お客様の声でも「使って便利!」というご意見が圧倒的に多く、業界での知名度も上がってきているのかと思われます。(プレリュードにお寄せ戴いたお客様のご意見は、メーカーさんにもフィードバックしています。)
 
今年は特に、シートの入替やリフィルして増ページが可能なバインダー式バンドファイルの人気が伸びています。ファイル本体がちょっとかさばるのですが、演奏曲数が多い場合はとっても便利。店長のお薦めポイントとしては、本番の曲順にあわせて、後から簡単にシートごと入れ替えできるところです。

  
コンパクトなリング式については、数々の改良が施された【新型】が発売されてから、もうすぐ1年になります。発売当初は、【旧型】リング式を惜しむ声がよく聞かれたのですが、実際使っていただくと、新型の改良点「スムースな譜めくり」が実感いただけるようで、いまでは【新型】リング式ご希望のお客様が圧倒的に多くなりました。ご愛用に感謝感謝です。
 
その一方、当店では、【旧型】リング式についても、特別価格で継続販売しておりますが、ブラックとネイビーブルーは完売御礼! その他カラーも残数僅少となっております。旧型ファンの方は、ぜひ在庫があるうちにお求めくださいませ。
 
なお昨年から、【旧型】リング式バンドファイルのコピー品(模倣品)が出回っています。《バンドファイル》というのは製造元であるEverwin社の特許品かつ商品名称ですから、コピー品がこの名称を使うことは許されません。でも、商品名表記こそ変えてあるものの、バンドファイルという触れ込みでコピー品が売られていることもあるらしく、しかも、クオリティも異なるので要注意です。ちなみにコピー品の表紙には・・・

   『偽100ドル札』

を意味する英語名が印字されているので、知っていれば簡単に識別可能です。気になるコピー品、つまり偽バンドファイルのお値段は、不思議なことに正規品【新型】と同価格に設定されています・・・率直に考えて値段が同じなら、数々の改良が施された【新型】リング式バンドファイル(正規品)をお求め戴いた方が先々使いやすいと思いますし、【旧型】なら、元祖正規品の方が特別価格で高品質です。
 
正規品バンドファイルは全てEverwin社で製造されており、表紙に商品名称【Band File】が印刷されていますので、当店をはじめ、有名楽器店さんでも安心してお求め戴けます。(もちろんプレリュードでご購入いただけると、とっても嬉しいです!!)
 

というわけで、音楽雑貨店の業務日誌、2回続けて「ニセモノ」にまつわるエトセトラでした。なお管弦楽用のB4版大型バンドファイルもご愛用者が増えています。ちょっと重いのですが、しっかり譜めくりできます。(店長も愛用中!)こちらもお奨めです。

のだめ事件

音符付てんとう虫は、映画版です


つい先日のこと。音楽雑貨店プレリュードの出荷場でのできごとです。
うちは小さい会社なので、お客様からのご注文が多いときには、スタッフ総員配備で出荷作業にいそしみます。
 

    「ルルルルルルル・・・」
 

その電話が鳴ったとき、他のスタッフはみな忙しく作業中だったのですが、店長だけが箱詰めを終えて一段落したところでした。
 

店長 「お電話ありがとうございます。株式会社プレリュードでございます。」
女性 「あの、ホームページ見たのですが、変な形のピアノのマウスパッドがありますけど・・・」
店長 「はい、グランドピアノのマウスパッドがございます。」
女性 「これは、のだめカンタビレのですか?」
店長 「いいえ、こちらは、のだめカンタービレとは関係ありません。」
女性 「では、ニセモノなんですね。」
店長 「いえいえ、ニセモノというわけでは・・・」
女性 「のだめカンタビレのとどこが違うのですか?」
店長 「一般に、のだめカンタービレの商品には、ロゴが入っていたり、マングースが描かれていたり・・・でもマウスパッドがあるかどうかはわからないです。」
女性 「マングースって何ですか?」
店長 「のだめカンタービレに出てくる着ぐるみのキャラクターです。」
女性 「人から『のだめカンタビレのがいい』って頼まれただけなので、私もよく知らなくって・・・」
 
お電話口の向こうでは、やや困惑されているご様子。
きっとお子さんや姪御さん、あるいはお孫さんからねだられて、一生懸命お探しになっているのだと思われます。でも《のだめカンタービレ》という題名だけでは、いったいそれが何なのか、見当もつかないのでしょう。私こと店長も、例えば「ガラスの仮面」グッズとか「ベルばら」グッズとかを人から頼まれても、自分の専門外ジャンルなので、どうしたものか皆目見当がつきません。きっとそんな不安な気持ちなのでしょう。
 
店長 「のだめは、原作がマンガで、アニメやドラマや映画になっている作品です。」
女性 「では、そのマークが入っているのがホンモノで、無いのがニセモノ・・・」
店長 「そうですね。でもマークがないからってニセモノな訳ではありません。のだめの版権を利用しているものが、《のだめの公式グッズ》ですが、ピアノモチーフの商品は昔からありまして、のだめの専売特許ではありませんから・・・のだめと関連のないピアノグッズもたくさんあります。それに、もともと売っている音楽グッズに、のだめのモチーフを付加して売っている公式グッズもあったりしますよ。そういうのは版権が絡むので、ちょっと割高になりますが・・・」
女性 「では、高いのがホンモノで、安いのがだたの音楽雑貨というわけですね。」
店長 「そういう値段の高い安いの違いだけではないのですが、何らかの《のだめカンタービレ》のモチーフが入っていて、版元の許諾を得ているのが、のだめ公式グッズになります。」

     ・ ・ ・

女性 「どこで売ってますかねぇ、のだめカンタビレの四角いマウスパッド・・・」
店長 「たくさんのメーカーからのだめグッズが販売されていますし、私ものだめ専門ではないので、どこにあるかは判らないですねえ・・・映画やアニメなど、公式サイトが幾つもあるので、そちらをご覧になったら如何でしょう?」
女性 「なんか、てんとう虫がついているらしいのよねぇ。」
店長 「それでしたらきっと映画グッズだと思いますので、映画のサイトがお薦めです。」
女性 「では、てんとう虫がついているのがホンモノで、ついてないのがニセモノなんですね・・・」
店長 「いえ、そういうわけでは・・・」
 

そして、会話は20分近く続きましたが、店長はとうとう最後まで適切なアドバイスを差し上げることができませんでした。
もしかしたら《のだめカンタービレ》をブランドか何かの一種だと思われていたのかもしれません。有名ブランドなら真贋は気になるところ、偽ブランドには注意するのは当然です。また、かつてアニメグッズでも、「ちびまるちゃん」っていうのが売られていたから、のだめグッズにもニセモノがあるのかもしれませんね、《のだぬカンタービレ》とか・・・フュラーリ・テスタオッサン・ドナイシテマンネンに通ずるモノがあります。
 
 
そこで、よい子の皆さんにお願いです。
おねだりするときは、それがいったいどういうモノなのか、買ってくださる方にわかりやすく丁寧に説明してあげてくださいね。できれば、どこで売っているのかも。わからないものを探すのって、とっても大変なんですから。
 
 
でもこれ、局地的な誤解とばかり言えないようです。
 
ウチのスタッフが買い物に行ったときのこと、背後にいたサラリーマン風の年配男性が
   「おっ、のだめだ、のだめ。」
   「そうだな、のだめだな。こんなところにもあるんだな。」
と会話していたので、指さす方を見たら、普通の音符グッsズが売られていたとか・・・音楽グッズ=のだめ と解釈している人たちも居るようです。《のだめカンタービレ》の影響はすごいですね!

そのうち当社も、のだめ雑貨店と呼ばれる日が来るかもしれません。(笑)

映画《君に届け》

主人公 爽子のお父さんはシンバル奏者


こんにちは、音楽雑貨店プレリュード店長だけど転調に弱い藤岡将史です。
残暑の中、こんな寒いネタで少しでも涼しくなっていただければ幸いです・・・なんて自然におやじギャグをかませるようになってしまった自分に一抹の寂しさを覚える今日この頃・・・
 

さて今日は、来たる9月25日(土)に封切りされる映画《君に届け》の話題です。
高校生活を舞台に、芽生えた友情や淡い恋心を描いたこの作品、原作は椎名軽穂さんの別マ連載のマンガ作品で、アニメ化もされているのですが、今回は多部未華子さんと三浦春馬さんの主演で映画化されたもので、友人の某ドラマプロデューサーによると業界でも注目を集めている作品だそうです。
 
でも、これだけだと、のだめカンタービレのように音楽に関連するでもなし、プレリュードの店長ブログに載せる意図がよくわからないわけですが・・・でも実は、密かな音楽つながりがあるのです。
 
というのは、多部未華子さん演じる主人公の黒沼爽子は、オーケストラシンバル奏者を父に、元フルーティストを母に持つ、音楽家庭育ち、という設定なのです。店長の身近にはパーカッショニストフルーティストカップルがいないので、この組み合わせだとどんな家庭になるのかは、茂木大輔先生の「楽器別オーケストラ人間学(書籍)」を読みながら想像するしかないのですが、結果として爽子は、「見た目が暗く(中略)その見た目とは裏腹に、とっても健気で善意のかたまりのような女の子(公式サイトより)」に育つようです。やはり音楽は心の栄養、音楽家庭では優しい子に成長するのですね。
 
そして、「そんな音楽家庭には、きっといくつもの音楽グッズがあるに違いない」ということで、ロケ前に制作スタッフの方々が当店プレリュードにお越しになりました。そのテキパキさといい、感性へのこだわりといい、さすがは最前線で映画制作を担う人の矜持だと感じ入りました。いやぁ〜輝いてしましたね! 我もかくありたい、あやかりたい(無理だって)
 
そこで微力ながら、プレリュードも全面協力!
爽子の自宅セット用として、音楽雑貨や音楽インテリアなどなど、各種提供させていただきました。
 
スクリーンのどこかに、ステーショナリー時計など、プレリュードの音楽グッズたちが隠れているかも知れません。
 
劇場公開まであと2週間を切りました。店長も、スクリーンに映った音楽グッズを探すべく映画館に足を運びたいと思います。仕事をさぼっている訳じゃないですよ。これも仕事ですから! とはいえ音楽グッズ探しそっちのけで、多部未華子さんばかり見入ってしまう予感が・・・(実はファンだったりします)
それでも仕事は仕事と云うことで(笑)

神輿と音楽でトランス!

青はちまきがプレリュード店長です。


こんにちは、音楽雑貨店プレリュード 店長の藤岡です。
涼しい秋を心待ちにしてしまう残暑厳しい今日この頃ですが、8月の最終日曜日に豊作の秋を願う祭礼で神輿を担いできました。当社プレリュードの心の社食「キッチンKAZU」さんのお取り計らいで、店長は今年2回目と参加となります。
 
神輿はゆっくりゆっくり進むんですが、実は足運びのテンポは結構早く Allegretto (118)くらいで、足だけでも結構いい運動になります。その上重たい神輿を担いで、大声を出していくので、かなり汗びっしょり。「そんな疲れるし暑いのなんて、やってられない」という方もいらっしゃるかと思いますが、同じリズムを繰り返し感じながら声を出して、みんなの息があったときは気持ちよく神輿が上下するっと云うのは、オスティナートの心地よさがあります。
自分のリズムが、まわりのみんなと合ったときに快感が走るのは、合奏に通ずるものがありますし、うまい状態がしばらく続くと、快感を超えてトランス(?)のような不思議な感覚になります。
これには、電気仕掛けの音楽をヘッドホンで聴いて独りノリノリになっているのでは味わえない深さがあります。
  
ただし、神輿の動きと自分のリズムがシンコペではまると肩を強打してちょっとだけ痛いことになります。でもそれも、肩こり解消には効いたりします。
 
健康に良さそうな御神輿!
みなさんも地元のお祭りで担いでみては如何でしょうか?
心の栄養・音楽と共に、店長イチオシです。
 
 
※ひとつだけ失敗がありました。はちまき捲いて、朝10時から夜8時まで担いでいたので、顔が真っ黒に日焼けして、はちまきの後がくっきりと白く・・・おでこがパトカーのようなツートーンカラーになってました。

なつやすみ親子コンサート

イルカに乗った少年はいませんでした

こんばんは、毎日 夏っぽい天気が続きますが、お元気にお過ごしでしょうか。
夕涼みしながら毎晩冷や奴を食べるのが楽しみな、音楽雑貨店プレリュード 店長の藤岡です。
 
昨日は、地元の公会堂まで、オーケストラの親子コンサートを聴きに行って参りました。
主宰者の港北区民交響楽団さんは、店長ことワタクシが20年近く前に(4th ファゴットとして)お世話になっていたオーケストラで、当時は定期的なファミリーコンサートがなかったのですが、最近は毎年夏に開催していて今年はなんと11回目。入れ替え制の1日2回公演という大人気のイベントになっていました。
 
親子コンサート(あるいはファミリーコンサート)というと、普段クラシックに縁遠いチビっ子たちをはじめ、老若男女の方々にもお楽しみいただけるように趣向を凝らすわけですが、数々の名曲を比較検討して構成を決めていくよりも、テキトーにそのとき流行っているポップスをやってみたりした方が、単純なオーケストレーションで演奏もお手軽な上に、得てしてお客様ウケも良かったりしてラクチンだったりします。
でも、そればっかりだと、「オーケストラの演奏」である必然性がなくなってしまうので、せっかくファミリーコンサートに行っても、オーケストラがどんなものなのかを「見ることはできた」けれども、どんなものなのか「聴くことはできなかった」という、悲しい結末にもなりかねません。だからファミリーコンサートって、案外バランスが難しい企画だと思います・・・
 
そんな中で、昨日のコンサートでは、この辺のこだわりがとっても感じられ、ポップスを使わずに、動物をモチーフにしたクラシックを幾つか演奏して動物当てクイズをしてみたり、情景をイメージさせる標題音楽を聞かせてみたりと、凄く工夫されていて、指揮の田部井剛さん、司会の秋山雅子さん、そして企画と演奏をされた団員の方々の熱意の結晶だと思いました。

休憩無し1時間超の演奏の間、泣いたりわめいたりする子供もなく、素敵なファミリーコンサートでした。聞いていたお子さん方が、大きくなったらクラシックに興味を持つようになって、楽器を演奏したり、定期演奏会に聴きに来てくれるようになるといいですね。(プレリュードのお客さんになってくれると更に嬉しいです!)
 
そういえば、ポップスも一曲ありました。みんなで奏でるマンボNo.5!
団員さんのお手製打楽器を子供たち全員にプレゼント、心と手間が尽くされた企画でした。ありがとうございました。
 

猛暑再来!

嬬恋に行けなかった可哀想なファゴット


こんばんは、音楽雑貨店プレリュード 店長の藤岡です。
今日&明日はわりと涼しいとの話ですが、22時を過ぎても我が家の室温は31℃、暑くて寝る気になれません。先週は夏休みで高原野菜で有名な嬬恋村で涼んでいたので、なおさら暑さが堪えます。タイトルに猛暑再来って書きましたが、私が暑いところに戻ってきただけですね・・・気を取り直して、社会復帰に努めたいと思います。
 
さて、以下は関東ローカルネタとなります。
 
涼みに行ったのは嬬恋村にあるとある一軒家。
或る程度音を出しても近隣の迷惑にならないようなところなので、ファゴット持参で行こうかと思ったのですが、私の腕前では楽器のリサイタルになどなろうハズが無いから、先方様の迷惑になるであろうと云うことであっさり却下され、音楽グッズは一切持って行けませんでした。そのため貴重な休暇にさらいもせず、涼しくダラダラと過ごす至福の4日間があっという間に過ぎました。
帰る予定の日曜日の晩には、案の定 高速の渋滞予報は真っ赤っか!いくら高速代1000円とはいえ、お金払ってまで渋滞でイライラしたくない店長、同行の友人と相談して、山越えを敢行することになりました。カーナビの小さな画面では、あまり遠くの道路までは見通せず、パート譜のごとしです。私にとっては、やっぱり紙の道路地図は必須・・・スコアを読むが如く、地勢の全体像に迫れます。
 
愛用の昭文社の道路地図でルートを決定すると、カーナビ無視してGO! 同乗者は延々とした山道を喜ばないかと思いきや、山沿いの夜景や、思わぬ花火大会を目撃できたりと、案外好評でした。
 

カーナビさんはどうしても渋滞にはまりたいらしく、こちらの意図とは違う方向に案内してくれるのですが、逆らって走っていくと、嬬恋〜松井田〜富岡〜藤岡〜長瀞秩父〜飯能、最後は圏央道・中央道経由で八王子〜横浜と快適なドライブでした。
 
昨今はカーナビのガイドで走る人が多いでしょうから、これを逆手に取るのもうまい渋滞回避法かも知れませんね。

リズムの神化

ホントに酔っぱらって作曲したの?


こんばんは、音楽雑貨店プレリュード 店長の藤岡です。
真夏日続きの8月でしたが、今宵はどうにか過ごしやすい横浜です。みなさまの地域は如何ですか?
今週から盆休みの会社が多いと思いますが、当社も12〜15日まで4日間夏季休暇を戴きます。
 
店長個人としては、夏の海辺リゾートに惹かれるのですが、体型の変遷により所有する海パンが着用不可なことと、極端に暑さに弱い身内が居るため、群馬は嬬恋村の知人宅に涼みに行ってきます。(ここ数年の恒例行事になっています。)
ここはキャベツやトウモロコシが美味しい高原野菜の産地なので、朝晩は寒いくらいです。暑さを忘れるには最適の地なのですが、灼熱の横浜に戻ってきた後が大変なのです。たった数日居ただけで体が涼しいのに慣れてしまうので、余計に横浜が暑く感じられ、そのギャップとの闘いがしんどいのです・・・
だから、嬬恋に行く前から、帰ってきた後のことを考えて憂鬱になったりします(笑)
 
さて先日(といっても、数ヶ月前ですが・・・)、市民オーケストラ金沢シンフォニカさんのステージマネージャーを仰せつかりまして、朝からホール入りして準備していました。今回のプログラムは、おしゃれな組み合わせの前プロに続き、メインはベートーヴェン交響曲第7番〜通称ベト7。この曲はもちろん有名な楽曲ですが、なにぶん「運命」とか「田園」のようにタイトル(あだ名)が無いので、クラシック好きの方以外にはあまり馴染みがないのかな〜なんて思っていたのですが、さにあらず。
のだめで使われているためか、イマイチの天候だったのに満席の客入りとなりました。いや、ビックリしました。
余りの客入りのため、休憩時間のトイレが大渋滞〜ステマネの判断で2部開始を遅らせるというハプニングがありました。(某○浜市の担当者様、どうかトイレの穴数増やしてください〜明らかに少なすぎです)
でも遅れて始まったものの、メインのベト7も名演かつ熱演で、お客さんも私も引き込まれてしまいました。

 
ご存じの通り、リズム要素が全面に押し出されたベト7は、リズムの神化とか、舞踏の聖化と評価されてしますが、打楽器はたしかティンパニのみ・・・ノリはリズム楽器に任せてしまえ、ということができず、オケがしっかり縦を合わせて、でもそれだけではつまらない演奏になってしまう難曲だと思います。それを、あそこまで魅せる演奏をしてしまうとは、しっかり、熱心に、楽しく練習を積まれてきた成果だと思います。
あの演奏を聴いて、私もベト7吹きたくなりました。嬬恋村ファゴットを持って行って、キャベツ畑の片隅で演奏してみようかと思います。でもその場所で吹くなら田園ですかねぇ・・・(笑)