リズムの神化

ホントに酔っぱらって作曲したの?


こんばんは、音楽雑貨店プレリュード 店長の藤岡です。
真夏日続きの8月でしたが、今宵はどうにか過ごしやすい横浜です。みなさまの地域は如何ですか?
今週から盆休みの会社が多いと思いますが、当社も12〜15日まで4日間夏季休暇を戴きます。
 
店長個人としては、夏の海辺リゾートに惹かれるのですが、体型の変遷により所有する海パンが着用不可なことと、極端に暑さに弱い身内が居るため、群馬は嬬恋村の知人宅に涼みに行ってきます。(ここ数年の恒例行事になっています。)
ここはキャベツやトウモロコシが美味しい高原野菜の産地なので、朝晩は寒いくらいです。暑さを忘れるには最適の地なのですが、灼熱の横浜に戻ってきた後が大変なのです。たった数日居ただけで体が涼しいのに慣れてしまうので、余計に横浜が暑く感じられ、そのギャップとの闘いがしんどいのです・・・
だから、嬬恋に行く前から、帰ってきた後のことを考えて憂鬱になったりします(笑)
 
さて先日(といっても、数ヶ月前ですが・・・)、市民オーケストラ金沢シンフォニカさんのステージマネージャーを仰せつかりまして、朝からホール入りして準備していました。今回のプログラムは、おしゃれな組み合わせの前プロに続き、メインはベートーヴェン交響曲第7番〜通称ベト7。この曲はもちろん有名な楽曲ですが、なにぶん「運命」とか「田園」のようにタイトル(あだ名)が無いので、クラシック好きの方以外にはあまり馴染みがないのかな〜なんて思っていたのですが、さにあらず。
のだめで使われているためか、イマイチの天候だったのに満席の客入りとなりました。いや、ビックリしました。
余りの客入りのため、休憩時間のトイレが大渋滞〜ステマネの判断で2部開始を遅らせるというハプニングがありました。(某○浜市の担当者様、どうかトイレの穴数増やしてください〜明らかに少なすぎです)
でも遅れて始まったものの、メインのベト7も名演かつ熱演で、お客さんも私も引き込まれてしまいました。

 
ご存じの通り、リズム要素が全面に押し出されたベト7は、リズムの神化とか、舞踏の聖化と評価されてしますが、打楽器はたしかティンパニのみ・・・ノリはリズム楽器に任せてしまえ、ということができず、オケがしっかり縦を合わせて、でもそれだけではつまらない演奏になってしまう難曲だと思います。それを、あそこまで魅せる演奏をしてしまうとは、しっかり、熱心に、楽しく練習を積まれてきた成果だと思います。
あの演奏を聴いて、私もベト7吹きたくなりました。嬬恋村ファゴットを持って行って、キャベツ畑の片隅で演奏してみようかと思います。でもその場所で吹くなら田園ですかねぇ・・・(笑)