音楽隊と礼砲隊のコラボ!

音楽隊と礼砲隊の演奏


音楽雑貨店プレリュード 店長の藤岡です。

一ヶ月以上も業務日誌を更新していなかったので・・・ひと月前のお話から順次アップしていきたいと思います。


毎年8月になると、音楽隊の友人からイベントのお誘いがあります。
彼は元々凄腕のシェフで、ホームパーティーでも素晴らしい料理の腕を披露してくれるのですが、楽器を専門に続けていきたいとの強い気持ちから、なんと陸上自衛隊の音楽隊に転職入隊してしまった凄い人です。

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今年は記念イベントで特別なことをやるというので、店長は有休を取って富士の演習場へ行ってきました。イベントの中盤、ついに音楽隊の出番となりました。 そして、今年の”特別なこと”とは、自衛隊ならではの【礼砲とのコラボ企画!】だったのです。音楽隊の後ろにはでっかい大砲4門が控えています。

そして礼砲4門を指揮する指揮官の手にもスコアがありました。準備万端整うと、いよいよ音楽隊の演奏開始です。音の響きの全てが周囲の自然に吸い込まれてゆきそうな広大な富士の裾野でのステージですが、正にどうどうたる演奏です。

演奏が始まると、曲に合わせて大音響の大砲が鳴り響きます。礼砲なので、弾は出ていません。連打(連射?)は効かないので、早いパッセージは4門が交互に打ち鳴らします。

各大砲のリーダー(分隊長?)も、楽譜を見ながら曲に合わせて旗でタイミングを指示、音楽にぴったり合わせて演奏(?)を続けています。もちろん相当な大音響なのですが、流石に陸上自衛隊の音楽隊、礼砲に負けることなく吹き続けています。そうこうしているうちに、音楽はクライマックスを迎え、全門斉射!で曲が締めくくられました。

大砲までも楽器にしてしまえるなんて、音楽のもつ懐の大きさを実感。そして、なかなか見聞きできない体験ができて、有意義な有休になりました。

ちなみに、礼砲は撃った後に紙吹雪がでるんですね、これも始めて知りました。弾の代わりに紙吹雪を振らせる礼砲隊。あとで砲身の掃除が大変そうです。スワブを通すのかな?


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余談:
さて、これはなんの曲だったのでしょう?
「1812」かと思いきや、違う曲でした。
友人によると、当初1812を予定していたが、時間の関係で変更になったとか。
次の機会にはぜひ1812が聴きたいですね。