アシカのミュージシャン

キーボードを奏でるアシカくん


音楽雑貨店プレリュード店長の藤岡です。既に秋風まっただ中の横浜ですが、まだ夏の行楽の書き残しがありましたので、今更ながら・・・
まだ残暑が残る(?)9月上旬、思い立ったように「京急油壺マリンパーク」に行ってきました。
実は店長は、ファゴットを始める前は、柔道部と生物愛好会という部活に所属していました。柔道部は畳の上で転げ回る(得意技は受け身!)活動を、そして生物愛好会では魚類をはじめとして生物や植物を育てる活動をしていました。
そんな熱帯魚飼育好きの名残なのか、大人になっても海獣や魚類がいる水族館巡りを楽しんでいまして、北は北海道のおたる水族館、東は大洗水族館や鴨川シーワールド(どっちが東端?)、もちろん近間の、しながわ水族館も、東京タワー水族館(魚売り場のみ)も、八景島シーパラダイスも、あらかた制覇したつもりでいました。そういえば気仙沼の”氷の水族館”も行きましたね。
ですが、どういうわけか、昔から気になっていた老舗「京急油壺マリンパーク」には行ってないことをふと思い出したのです。学生時代から何度も攻略計画を立てつつ何故か一歩も足を踏み入れることができなかった聖域に、いざなわれるようにして突如行ってみる気分になったのです。
さて、はじめての油壺マリンパーク!ですが、本館が少し高いところにあるので、坂を下りるようにしてプールスタジアムに向かうと、タッチの差で「ドルフィンホラーショー」が始まっていました。ステージ狭しと、イルカもトレーナーさんも大活躍です。
どこの水族館に行っても思うのですが、トレーナーさんや飼育員さんは、本当に生き物が大好きなんですよね。動物との間に通う信頼感をかいま見たとき、そして厳しい仕事でも自分を貫き通す姿を感じたとき、憧れのような気持ちと、尊敬のような念に駆られます。世の中がこういう人たちばかりなら、くだらない争いごとなんて起こらないだろうなぁって。きっとこの感触を思い出したくて、水族館巡りをしていたのかな、等々と記憶が呼び覚まされたとき・・・
海獣達のコンサートが始まりました。
イルカが歌のリズムに合わせて鳴くのは、他の水族館でもやっていましたが・・・アシカがちゃんとキーボードを弾いている!音もリズムも合ってメロディになっている! いやはやなんとも、ちょいと感激してしまいました。そうだよね、そうだよね、音楽だって人の心を潤滑にするためにあるんだから。そんな音楽好きな方々に少しでも喜んでもらえるお店にしていこう、なんて思いました。