会津出張

会津若松城


 新規企画の打ち合わせのため、会津に行ってきました。音楽モチーフを会津塗りとして漆器で表現するためです。
 現在当社で取扱中の漆器は、酒杯に楽器や音楽モチーフを加飾したもので、酒席で使うほかにインテリアとしてお楽しみ戴けるように趣向を凝らしています。そこで次回作は趣向を変えて実用性にスポットを当ててみることにしました。早ければお盆前にリリースできるかも・・・

 さて、会津に行くとどうしても立ち寄りたくなるのが鶴ヶ城です。
 再建されたお城で鉄筋コンクリート建造なのですが、由緒あるお堀や石垣と相まって惹きつけられます。

 そうこうして会津市内を探訪する中で巡り会うのが、『ならぬことはならぬ』という教えです。もともと藩士子弟のための戒めを教えるものらしいのですが、現代でも語り教え継がれ、とくに若年層には『してはならぬことはしてはならぬ、せねばならぬことはせねばならぬ』といって伝えられているようです。なにか、自分が昔どこかで置き忘れてきてしまったような、とても大事な価値観に再会したような気になります。
 会津で感じる気質には、こういった伝統の裏付けがあるんだろうなぁ、と訪ねる度に思いを新たにするのでした。

 きっと妥協を許さない作品があがってくると思います。ご期待下さい。



ついでに・・・
 会津に行った帰りは、西会津街道をひた走って宇都宮に抜けるのがお勧めルートです。ほどよいワインディングロードが心地よく日本の渓谷美がたっぷりお楽しみ戴けます。
 そこで今回見つけたのが、鬼怒川流域ダムでの水陸両用バスツアーです。
 これは楽しそうです。ぜひ僕も水陸両用バスを運転してみたい!です。が、ドライバーは募集してないみたいです・・・