甲州印伝Polkandシリーズ入荷しました。

Fujioka_Masashi2007-07-18


プレリュード店長の藤岡です。とても素晴らしい商品が入ってきました。
 でも甲州印伝とかポルカンドとか云われてもなかなか判らないと思うので、ちょっとだけ解説します・・・
 甲州印伝は、染め付けた鹿革に漆で模様を付けた山梨の伝統工芸品で、江戸時代から現代に至るまで重用されてきました。伝統的な柄が多い印伝の中で、ポルカンドは《・・・ヴァイオリンの音に森の生命が踊り出す・・・》というコンセプトで西欧風の絵付けのされた、正に現代の印伝と云えます。もちろん制作には高度な伝統技法がそのまま使われています。ポルカンドは、おそらく《ポルカ》からイメージしたブランド名だと思われます。


 実はこの商品、1ヶ月ほど前には入荷していたのです。ところが・・・

 鹿革のぬくもり、黒漆の煌めき、牛革の高級感、そして艶やマットや繊細な立体感の中で見せる多彩な黒の表情がなかなかカメラで捉えられず試行錯誤していました。メーカーさんのカタログ写真でさえ、ホンモノの魅力を語り尽くせていない商品(ゴメンナサイ!)ですから、私如きがこれに挑むのは無謀なのですが・・・
 しかしようやく、なんとか皆様のお目に掛けても良いかな・・・(妥協)、という写真が撮れましたので、本日リリース致しました。ただ、まだまだホンモノの魅力を伝え切れているわけもないので、今後もチャレンジしていきたいと思います。(CMYK(色の三原色+黒)より、RGB(光の三原色)の方が、この素材を表現するのに有利で、助けられているのかもしれません。)

 でも、一番良いのはホンモノを実際に見ていただくことです。これにかなうモノはありません。
 お時間のある方、ご興味のある方、お近くの方は、ぜひご来社戴いて、甲州印伝の魅力にふれて戴きたいと思います。匠の技で表現されたさりげない音楽モチーフは、弦楽器奏者のみならず、全てのクラシックファンにお勧めしたい一品です。