がんばっぺし気仙沼♪ふれあいコンサート!!

三陸新報時期より・・・気仙沼市吹


 
音楽雑貨店プレリュード 店長・アマチュアファゴット吹きの藤岡です。

 
前職で気仙沼に赴任していたため、店長は、地元・気仙沼吹奏楽団にたくさんの仲間たちがいます。
そして三陸沿岸の楽団さん同士がジョイントコンサートを開催したりと懇意にお付き合いされていることもあり、その他の地域にもたくさんの楽器関係のお知り合いがいて、今回の震災をとても心配しておりました。
伝え聞くところに寄れば、不幸中の幸いで演奏者自身が助かっても、まずは生活されるのに手一杯、なかなか演奏活動を継続するのは大変で、多くの楽団さんが活動の一時停止を余儀なくされています。

 
そんな中、気仙沼の仲間たちが頑張っています。
自分たちも被災された人ばかり、チューバをはじめ多くの貴重な楽器が流されてしまったそうですが、音楽で地元を勇気づけようと活動を再開したのです。
 
最初の "出前" コンサートは、本日24日の今時分から・・・楽団にとっては久しぶりの演奏は、転出先の市外から演奏のため1日だけ戻ってきた仲間との再会に、そして、これから遠くの地へ転出を決めた仲間にとっては最後の演奏会になります。
自分も心だけは現地に行っているつもりで、演奏する人と聞く人の心が繋がる素敵な演奏になるよう祈っています。


  

♪♪♪♪♪ 三陸新報 記事より ♪♪♪♪♪

 
音楽で心 癒したい
市民吹奏楽団 24日から"出前"コンサート

 
気仙沼市民吹奏楽団(小野寺晃団長)は、音楽を通じて復興への機運を高めよう‐と「がんばっぺし気仙沼♪ふれあいコンサート」を当分の間、市内各地の避難所などで開催する。避難生活している人たちの要望に応えて生演奏を“出前”するもので、1回目は24日午後2時30分から市民会館隣接地の気仙沼公園で開く。

 
同楽団には、津波で楽器が流されたり、家を失って一時的に市外に転出せざるを得なくなったメンバーが数人おり、本格的なステージ演奏が再開できるまでには相当な時間がかかる。

そんな中、団員有志が「楽団は完全な状態ではないが、地元の団体としてできる精一杯の活動を行って、復興への機運を盛り上げていこう」と立ち上がり、避難所などへのボランティアでの訪問演奏を決めた。

 
初回は、多くの人たちが避難生活を送る気仙沼市民会館、気仙沼小学校、気仙沼中学校に近い気仙沼公園が会場。幅広い年代に楽しんでもらえるようにテレビアニメ主題歌や歌謡曲、ポップスなどを演奏する。楽団関係者は、自宅で避難生活を送る人たちも含め、多くの人の来場を呼び掛けている。雨天中止。

 
なお、同楽団では、コンサートの“出前”を希望する避難所などを募集している。訪問できるのは原則日曜日。問い合わせは同楽団事務局まで。