映画、見てきました!

店長がスクリーンで発見!チェロ皿


こんにちは、プレリュード店長の藤岡です。
比較的空いていると思われる平日の今日を狙って、前回ブログでもご紹介した映画《君に届け》を見てきました。ところが、毎月1日はサービスディだったそうで、着いたト短調だの列、もとい着いた途端長蛇の列、危うく見られないところでした。
 
店長は《君に届け》の原作を読んだことがないので、映画の公式ウェブサイトの予備知識だけで鑑賞してきたのですが、結論から言うと、すご〜く凄くよかったです。店長の年にもなりますと、もう二十年くらい前に忘却の彼方に置き去りにしてきたような、純な感性が甦ってきそうで、和やかな気持ちになれました。優しい人になれそうな気がします。

齢を重ねたせいか、それとも情報過多の現代社会のせいか、いまの自分はイベントやハプニングという刺激に慣れすぎているけれど、この映画は、なんでもないような日々の積み重ねと、当たり前のような人と人の関わり合いの中に、喜怒哀楽や幸せが詰まっていることを思い出させてくれます。
 
主演の多部未華子さん、三浦春馬さんの役柄も素晴らしいのですが、店長が特筆したいのは、青山ハルさん演じる『真田 龍』の役どころ、いいですね。男ならかくありたし。あんな風に生きられたら格好いいですね。でも『俺には絶対無理だ』と店長は思いました。ってか、劇中とはいえ高校生に負けてどうする店長???
 

これ以上具体的に書くとネタバレになってしまうので、あらすじについて書けないところがつらいですが・・・
 
音楽をやっている人たちって、感受性が豊かで、心を大事にする人が多いと思うのです、だって音楽は主張と協調のはざまでアンサンブルを紡いでいくものだから。でも、その音楽的優しさゆえに、個人主義現代社会に心をゆがめられ、つらい思いすることも多いように感じます。そんな人には癒しの映画になるかも。気になる方は是非映画館へ足をお運びください。


今回の映画鑑賞ミッションは、主人公・爽子(多部未華子)の家のどこで当社グッズが使われているかをチェックすることだったので、勤務時間中に堂々と映画館に行ったのですが、ついつい物語に見入ってしまって、不惑直前のおっさん(店長)がじーんと涙してしまったりで、一緒に行ったスタッフたちに見られたら大笑いされるところだったのですが、幸い、他の全員スクリーンに釘づけで見られることはありませんでした。ってか、そんなに涙腺ゆるくてどうする店長???
 

スタッフみなの証言を総合すると、結構たくさんの当社グッズを使っていただいてたようですが、みんな映画に没頭していたので見落としもありそうです。でも最後のエンドロール(クレジットタイトル)にプレリュードの名前が載ったのは全員確認できました!
 

そういえば、ロケ地は栃木県の足利市でした。店長の親友が少年時代を過ごした地であり、店長が学生時代に10日間滞在(大型一種と牽引一種免許を取得)した地でもあり、なにやら親近感。
さらに、劇中にでてくるオーケストラの演奏や控え室のシーンで、撮影に協力されたのが足利市民交響楽団さんで、そのオーケストラの出演名簿のトップには、8月に聴きに行ったファミリーコンサートを指揮していた田部井剛さんの名前があり、なにやらご縁を感じてしまいました。一方的な思い込みですが・・・
 
なにはともあれ、足利市にご縁のない方にも、もちろんお奨めの映画です。
 

あとで知ったことですが、爽子のお父さんがシンバル奏者というのは、原作にはなく、映画独自の設定だということでした。わざわざオーケストラのシーンを組み込むために、父親を楽器奏者にしたのだと思いますが、数ある楽器の中から何故にシンバルなのか? それは、オーケストラの演奏配置から導かれた結論なのか、それとも物語に秘められた意図があるのか・・・謎は深まるばかりです。誰か教えてください。