新郎が奏でるグランドピアノ

グランドピアノを弾く新郎はカッコイイ


お天気続きのゴールデンウィークとその余韻も終わり、ようやく完全仕事モードへ復帰した音楽雑貨店プレリュード 店長の藤岡です。当社は飛び石連休だったのですが、それでもなかなか楽しい休暇になりました。
みなさまは、素敵な連休を過ごされましたか?

 

さて、この連休で一番、じぃ〜んと感銘を受けたのは、いとこの結婚式でした。
陽光あふれる公園の中、豊かな緑と水に囲まれ、景色が一望できるレストランでのウェディングとあって、新郎新婦の幸せそうな笑顔に、幸せのおこぼれを貰ったようなハッピーな一日となりました。式も披露宴もつつがなく進み、『宴たけなわではありますが、そろそろ結びのお時間に・・・』というタイミングで、『新郎からご臨席の皆様に感謝の演奏を・・・』

新郎がクラリネットを吹くという噂は聞いていたのですが、実はピアノも上手ということで、グランドピアノを弾いてくれました。新郎がグランドピアノを奏でて、それを高砂で聴き入る新婦の姿、とても絵になる構図で、列席の方々はもとより、外の公園にもレストラン内の演奏姿に魅入られたギャラリーがちらほら・・・新郎カッコイイことこの上なし。ピアノが弾けるっていいですねぇ。
拍手喝采90%、ちょいとジェラシー10%といったところでしょうか。

 

実のところ、店長は全くピアノが弾けません。
下手っぴながら、かろうじてファゴットが吹けるだけです。
友人たちの結婚式で演奏したことはたくさんありますが、カッコイイというような代物ではありません。アンサンブルだったし、基本的に伴奏だったし、支えが好きでファゴットやってるんだし。1度だけファゴット1本のドソロ演奏したこともあるけれど、ピアノ伴奏なしに1曲吹ききるのは至難の業で、やはり三枚目のセンはぬぐえませんでした。(K君、その節は冷や汗ものの演奏でゴメンね!)
 
というわけで、ピアノのようにムーディーに披露宴の結びを決めるのは、『店長ノ ファゴットデハ不可能ナリ!』
これがジェラシー10%の成分です。

 

あ、でもファゴットのせいにしたら、他のファゴット吹きのみなさんに叱られちゃいますね・・・
やはりムーディーに晴れ舞台を決められないのは、それは人生丸ごと冗談みたいな店長の人柄に依るものかも!
でもね、でもね、そんな私でも、ピアノだったら、カッコよく決まるかもしれないじゃないですか!

 

もしも、ピアノが、弾けたなら・・・ でも、もしも弾けても、その機会がなさそうだなぁ(笑)
お後がよろしいようで。