演奏会の裏方

大ホールのパイプオルガン〜本日不使用

こんばんは、プレリュード店長の藤岡です。
今日は地元・市民オーケストラ定期演奏会がありまして、といっても私はそこの楽団員ではないので、裏方のお手伝いに行ってきました。全国どこの楽団でも定期演奏会は、さらい・分奏・合奏の積み重ねが発揮される一大イベントだと思います。楽団員さん全員の音楽生活の集大成になるわけですが、お客様を迎えての演奏会ですから、音楽面以外でも仕込みがたいへんです。こちらも、お仕事と練習の合間を縫って、コツコツ準備されています。
でも、どうしても本番当日は、人手が足りなくなります。だって、楽団員さんは演奏者として舞台に乗るわけですから・・・(普通、大きな学校の学生オケでもない限り、余剰人員を抱えているオーケストラはないと思われます。)そこで、私のような外人部隊が当日のお手伝いをすることになります。

今日は受付部門のお手伝いで、開演までに整理券と座席指定券を引き替えするだけだったのですが、実はこれが結構たいへんなのです。
なにせ県内屈指の音楽ホールで、限られた時間内に手作業で1,500人のお客様に発券しなくてはいけないので、お客様の御希望席をなるべく叶えたいという気持ちの反面、余り細かいご要望にお応えしてしまうとタイムアウトになってしまう・・・というジレンマに陥るのです。ですから、受付のお手伝いをする度に、気持ちを磨り減らしてしまうことも多いのですが、幸いにして本日はよいお客様に恵まれ、優秀な受付仲間にも恵まれ、とてもスムースに任務を完了することができました。

また、リハーサルや本番の合間に応援に来てくださる楽団員さんもいらっしゃりまして、「手伝いに来たのに手伝われている」状態になりました。本番当日は、誰だって演奏に集中したいし余計なことに手間取られたくないものなのですが・・・演奏会は楽団内外のみんなの協力があって初めて成り立つものだと、改めて認識しました。

自分の楽団の演奏会でも、お手伝い下さる楽団外の皆様への感謝を忘れずに、そして本番当日でも楽団内外の皆様への配慮を怠らない繊細かつ強力な精神力を持てるよう精進したいな〜と思いました。
あ、でもその前にファゴットでまともな演奏ができるようにならなくっちゃ!でした。